2008.04.24〜
テールランプを分解する。
ZRX400用のテールランプはレンズ部分と台座部分がホットボンドで固定されているため、熱を加えて溶かす必要があります。 大きめの鍋で2,3分煮込めばホットボンドが溶けるので、スルっと外れます。ホットボンドが柔らかいうちに余分なボンドをとってしまいましょう。はめる時は台座の溝に残ったホットボンドを利用します。台座単体で鍋で煮込み、熱いうちにレンズ部分をはめこみます。
基板を切り出す
この基板をアクリル板カッターなどで同じ形のものを2枚切り出します。
切り出した後は#320位のサンドペーパーで切り口をならします。
切り出したものがコチラ
さらに片方の基板にシルバーのカッティングシートを貼ります。
カッティングシートを貼ると・・・
あらかじめどういう配置にするか決めておいて、LEDを固定したいところに穴を開けておきます。
実際にLEDを配置してみて、不自然な部分がないか確認します
この時、異常が無ければハンダ付けをしていくので、上をカソード(+)にしておきます。
↓これ↓はとりあえず仮でつけてあるだけです。
これで配置が不自然でなければいよいよハンダ付けの作業に入ります。
LEDを基板に実装する(ブレーキ)
使用するLEDのスペック
LED | 員数 | VF(v) | IF(mA) | 輝度 |
---|---|---|---|---|
赤色LED(ブレーキランプ用) | 50pc | 2.0v | 20mA | 14000mcd |
LEDを基板に実装する(ナンバー灯・ウインカー)
ウインカー・ナンバー灯は2段目の基板上で接続・ハンダ付けをします。
二重構造にする理由はスペース上の問題です。一段構造でも何とかすれば可能なのですが、何度もジャンプさせないといけないので、短絡の可能性や、振動に弱くなってしまいます。やはり、ムリせずに耐久性や見栄えを考慮して2重構造としました。
使用するLEDのスペック
LED | 員数 | VF(v) | IF(mA) | 輝度 |
---|---|---|---|---|
白色LED(ポジションランプ用) | 10pc | 3.6v | 75mA | 15000mcd |
黄色LED(ウインカーランプ用) | 片側12pc×2 | 2.0v | 20mA | 14000mcd |
白色LEDと黄色LEDは使用数が中途半端なので計算して適正な抵抗を合成して接続します。
★白色LEDの場合★
「4ヶ直列×2列」と「2ヶ直列×1列」となります。
4ヶ直列の場合、
{14.4v-(3.6v*4)}/0.075mA=0Ω
となるので抵抗は不要です。
しかし、安全上定電流ダイオードなどで、整流させるのが一般的です。私は直で接続しましたが(笑)
2ヶ直列の場合、
{14.4v-(3.6v*2)}/0.075mA=96Ω
となるので、240Ωの抵抗を2ヶ並列に接続して120Ωの抵抗を作ります。
★黄色LEDの場合★
「5ヶ直列×2列」と「2ヶ直列×1列」となります。(片側)
5ヶ直列の場合はブレーキのLEDと同じです。
2ヶ直列の場合、
{14.4v-(2.0v*2)}/0.02mA=520Ω
となるので、1kΩの抵抗を2ヶ並列に接続して500Ωの抵抗を作ります
二段目を作る時の手順と注意
@ナンバー灯を実装する。
ナンバー灯となる白色LEDを上記の抵抗を用いて実装する。
まず、はくしょくLEDの足をまげて、ナンバーを照らす角度にし、
ホットボンドで固定した後、ハンダ付けする。
A1段目と2段目を固定する。
一段目と二段目の同じ位置にドリルで穴を開ける
間にM4×10mmのスペーサーをかませ、M3×20mmのネジで固定する。
B黄色LEDを実装する。
黄色LEDを一段目表面に実装し、二段目まで足を貫通させる。
取り付け不良がないか確認し、二段目でハンダ付けする。
配線する。
ココからはセンスの問題ですね。わたしはとりあえず、シンプルに、無駄なく配線したつもりです。
テールランプユニットに固定する
まずは固定する前に最終的な点灯テストをしましょう。
無事点灯しました。ちょっと明るすぎる気がしないでもないですが・・・。
ということで、M3×40mmのネジでユニットに固定します。
ココまできたら終わったようなものです。あとはレンズをはめて、元通りバイクに装着するだけです
実写点灯テスト。問題だったナンバー灯もちゃんとナンバーを照らしてくれています。
赤と白のコントラストが美しく感じます。
とりあえず、テールランプユニットはこれで終了です。
次は減光ユニット、点滅ユニット、ウインカーの作成に行きましょう♪