1.概要

全塗装前

全塗装前は上のような状態。
暴走族に盗難に遭ってしまい、運良く返ってきたものの、ビキニカウルもはがされ、各部分がキズだらけでした。
あまりにも酷い状態だったので、以前から計画していた全塗装をすることにしました。
これを機にイメージチェンジの為に下記の項目も追加しました。

  @ アンダーカウルの装着
  A ヘッドライトの丸目化
  B ビキニカウルの装着

使用したパーツ
  ACPビキニカウル
  ACPアンダーカウル
  kawasaki ZRX400-U用ライトステー
  kijima 41〜43Φヘッドライトステー
  kawasaki エンブレム
  Harris タンクパッド
  汎用180Φヘッドライト
  ピヨバイザー

2.サンドペーパーがけ

外装を全て取り外して#600の耐水サンドペーパーで磨きます。この時、プラサフの役割を元の塗膜にさせるので、磨きすぎに注意します。表面のつやが消える程度まで磨くと塗装のノリが良くなります。サンドペーパーがけをした後、ペイント薄め液などで脱脂します。ソフト99等から出ている「シリコンオフ」などは特にオススメです。

3.塗装(ブラック)

今回はバイクの全塗装ということで面積は狭いので缶スプレーを使用してチャレンジします。
純正の2006カラー(?)を真似たデザインで、グラデーション部をマジョーラにします。
使用したのは塗料は・・・

塗料   @Holts TOYOTA車用202 ブラック
  AHolts MAZDA車用M-56 ブレイズレッド
  B99工房 オーロラシアンパープル
  CHolts ウレタンクリアコート DHolts クリア


以上の四つです。市販されているラッカースプレーなどは使用しないほうが無難です。特にメタリック系の塗料は、上からクリアを塗ると、クリアに下地が溶けてムラが出来ることがあります。



塗装する前にエアガンなどで、表面に付いたチリ・埃などをとばします。これをするかしないかで、完成度がだいぶ違ってしまいます。 缶スプレーはスプレーガンと比べると吐出圧力がカナリ低いため、出来るだけ屋内で作業したほうがよいのですが、 屋外でするしかなかったので駐車場で作業しちゃいました。サンドペーパーで磨いていたパーツをブラックで塗装します。 塗装の際の注意点としては一定の速度で、塗装する部分より広めに塗るつもりでエッジも均等に塗ります。 まず、パーツのエッジの部分から先に塗り、その後全体を塗装します。 一回目は薄く艶が出ないくらいに塗り、二回目に艶が出るように塗り、三回目に少し厚めに塗ります。 このように三回くらいに分けて塗ると、足つき・耐久性が向上します。それぞれの間隔は15〜20位にします。次の「ライン入れ」までに、約一週間置き、完全乾燥させて起きます。


塗装を終えたパーツ。

ブラック塗装

4.ライン入れ

マスキング

写真のように、全体をマスキングし、色を入れる部分だけ切り抜く。この作業を繰り返し、最初に枠に色を入れて、その後枠の中に色を入れる。タンクは最初にブレイズレッドでグラデーションをつけて塗装し、15分〜20分後全体にマジョーラ塗装をする。テール側はマジョーラのみ塗装します。塗装が終わり判乾燥状態のうちにマスキングテープを剥ぎます。下の写真が塗装済みの写真です。
塗装済みタンク

5.クリア塗装
クリア塗装

ライン及びグラデーションを入れ、マスキングテープを剥いだ後、全体にクリア塗装します。この時は20分程度の間隔で3回ほど塗り重ねます。クリア塗装を終えるとまた一週間ほどおいて完全乾燥させます。乾燥を終えたら#1000の耐水サンドペーパーで表面をならし、ライン入れをしたところの段差を出来るだけ少なくします。しかし、削りすぎは禁物。程々にしないと下地まで削ってしまいます

最後の段階として、「ウレタンコート」で仕上げます。ウレタンコートは2液性のウレタン塗料で、対ガソリン性に優れ、ガソリンタンクへの使用も可能です。しかし、普通の缶スプレーよりさらに吐出圧力が低いため、風の強い日などは絶対に避けなければなりません。私もこれだけは室内で行いました。また、粘度も高いので気温が高い日に塗装すると空気中で硬化が始まり、塗装面がブツブツになりやすくなります。この塗料だけは一発で厚塗りしましょう。また、ウレタンクリアは完全硬化までは少し時間がかかりますので、装着まではまた一週間くらい開けたほうが良いでしょう。

塗装済みの外装
塗装済みの外装

外装装着・丸目ライト化へ